腰痛
- じっと座っていると痛い
- 立ち上がるときに痛みを感じる
- 長時間歩くと腰が痛くなる
- 何度もぎっくり腰を繰り返す
- 背骨が歪んでいると言われる
- 交通事故で腰を強打したことがある
なぜ腰痛になるのか?その原因とは?|井本接骨院
腰痛は日本人が訴える痛みの中でも最も多い症状であり、最近では若い学生や子供にも腰痛が増えています。ある日突然腰に激痛が走ったり、治ったと思ったらすぐにぶり返したり、多くの人が抱える厄介な腰痛ですが、こうした腰痛の原因とは何なのでしょうか?
腰痛の原因特定が難しいといわれる理由
腰痛で病院を訪れる患者さんのうち画像診断で原因を特定できる方は全体の15%だと言われています。
その理由としては、レントゲンには主に骨しか写らず、痛みの原因となる筋肉や軟骨、神経などの組織は見えにくいため、骨に異常がなければ、腰痛の原因を判断することは難しくなることが挙げられます。さらにはMRIという方法もあります。しかしながらMRIは筋肉や軟骨なども映し出すため、診断の参考にはなりますが、痛みのある場所を特定するまでには至りません。
こうした理由が、医学的に腰痛の原因を特定しにくくしているといわれています。
痛みのメカニズムについて|井本接骨院
そもそも、痛みとは筋肉や筋膜、靭帯、関節などの神経が分布されているところに、何らかの炎症が起きることで生じています。「腰痛」と聞くと、腰の周辺が痛むことのようなイメージがありますが、実は、腰痛の範囲は広く、背中の真ん中あたりからお尻までが対象となります。腰には、骨盤も含め、筋肉、靭帯などのさまざまな組織があり神経も多い部位である為、これらのどこかに炎症が起こると痛みが出やすいのです。
人間の体は腰痛が起きやすくできている|井本接骨院
もともと、人間の体は腰痛が起きやすいつくりと動きをしています。
イラストを用いて、もう少し詳しく解説いたします。
私たちの体を支えている背骨のことを、正式には「脊椎」と呼びます。脊椎は首から腰にかけて7個の頚椎・12個の胸椎・5個の腰椎・仙骨・尾骨がブロックのように重なって構成されています。一つひとつの骨を「椎骨」といい、椎骨と椎骨の間には「椎間板」という、背骨にかかる負荷をやわらげるクッションの役目を果たす軟骨があります。
人間の脊椎(背骨)は、横から見ると、ゆるやかなS字カーブを描いています。しかし、日ごろ悪い姿勢を続けていると、正常なS字カーブが崩れてしまい、背骨の形が悪くなります。腰椎の反りがなくなり頭が前に出てくると、腰椎に大きな負担がかかり、その結果、腰痛を引き起こすのです。
特に、腰椎は体の曲げ伸ばしなどの大きな動作を担っている場所です。しなやかに動けるように構造的には弱くできており、その分、故障が起こりやすいのは当然といえるでしょう。
腰痛の原因について① 特異的腰痛
先に説明した通り、腰痛のうち、約15%は原因を特定できます。これを「特異的腰痛」といいます。特異的腰痛の代表例が、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症です。ほかにもがんや細菌の感染、外傷、臓器や血管の病気などでも、腰痛を引き起こすことがあります。
腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症について、簡単に説明いたしましょう。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアは、比較的若い人に起こりやすい病気と言われています。背骨と背骨の間をつなぐ椎間板という軟骨は中がゼリー状になっているのですが、これが、何らかの原因で外に飛び出すと、神経を圧迫し足腰にしびれや痛みを起こします。
脊柱管狭窄症
神経の通り道である脊柱管が圧迫され、狭くなることで起こるのが、脊柱管狭窄症です。
腰椎椎間板ヘルニアと同じように、足にしびれや痛みの症状が出ます。骨や背骨の関節が老化することで起こるため、50代以上によく見られます。
腰痛の原因について②(非特異的腰痛)
画像検査で原因が特定できない、残りの85%の腰痛を「非特異的腰痛」と呼びます。急性腰痛症や慢性腰痛症などが、これにあたります。
非特異的腰痛の原因はさまざまで、以下のようなことが複合的に影響していると考えられています。
悪い姿勢
腰痛の大きな原因のひとつが「姿勢の悪さ」です。
特に、座っているときは姿勢が崩れやすく、長時間座ることで、腰へのインパクトも大きくなります。立っているときよりも、座っているときの方が、1.4倍も腰に負担がかかるというデータもあり注意が必要です。
同じ動作の繰り返し
重い荷物を持ち上げるために、かがんだり立ったり、腰をひねったりと、同じ動作をくり返すことで、腰に負担がかかります。
また、長時間同じ姿勢を続けることも、よくありません。
動かずに同じ姿勢でいると、筋肉がこり、関節の動きが悪くなります。正しい姿勢がとりにくくなり、それが続くとさらに腰痛は悪化します。
痛みがあるからといって、安静にするのではなく、逆に動くことで、筋肉や関節がゆるまり、正しい姿勢をとりやすくなります。
ストレス
実のところ、ストレスも腰痛の大きな原因と考えられています。
職場や家庭内でのトラブルなど、何らかの精神的なストレスがかかると、自律神経のうち、緊張状態を作り出す交感神経の働きが高まります。すると、無意識のうちに筋肉が緊張し、腰への負担を高めるのだと思われます。
これは肩こりのメカニズムと同じです。
精神的に疲れると肩がこることがありますが、腰も同じようにこるのです。
受験のシーズンになると、腰痛を訴える受験生が増えるそうです。しかし、受験が終わると、パタリと減るというのです。
こうしたことからも、ストレスが痛みと何らかの関係があることがわかります。
ストレスは精神的なものばかりでなく、物理的、環境的なものもあります。
たとえば、寒い冬になると、体が縮こまり、かたまりやすくなり、それがこりにつながります。
また、現代ではパソコンやスマホの画面を長時間見ることが増えていますが、画面から発する光が無意識のうちにストレスとなって、体の緊張につながっていることも多々あります。
まとめ
・腰痛の範囲は肋骨の下からお尻までの広範囲
・腰痛の原因が特定できるのは15%で、残りの85%は原因不明
・画像検査で腰痛の原因が特定できる特異的腰痛の代表は、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症(腰椎椎間板ヘルニアは坐骨神経痛と関係)
・非特異的腰痛は、主に悪い姿勢とストレスに原因がある
・悪い姿勢とは骨で重さを支えられていない姿勢
私たち名古屋市南区井本接骨院が提供する施術とは?
名古屋市南区井本接骨院では、はじめに記入して頂いた問診表をもとにカウンセリングを行い現在の痛みやしびれ、歩行距離などの症状、生活習慣を丁寧にお聞きしていきます。
いつからどのような痛みが出始めたのか、どのような動作で痛みが出るのか、生活や仕事に支障がでたりしていないかを確認し、痛みの原因の場所を特定します。
さらに名古屋市南区井本接骨院では「シセイカルテ」という最先端AI姿勢分析システムを導入しています。お身体の写真を撮らせて頂きそこから得られた普段の姿勢や身体のクセ、日常生活での負担がかかる部位を導き出しお一人おひとりの身体にあったオーダーメイドな施術内容を決定します。
また、我々井本接骨院は院長が開発した「モーションプレス整体」と呼ばれる施術技術を用いています。モーションプレス整体は医学的にも認められた施術法であり、他の整体法とは全く異なるアプローチをする施術方法です。問診を基に検査を行い、痛みの原因部位を確認したのちにモーションプレス整体を用いて身体のお悩みに対して施術を行います。ただ痛い箇所だけでなく、そこに影響を及ぼすと考えられる部位を一つ一つ紐解いていきます。
また、腰の痛みが強く、日常生活に支障が出る場合は、痛みや炎症反応を早期に抑える効果のある「アキュスコープ」と呼ばれる微弱電流治療を合わせて行い早期回復を目指します。アキュスコープとは身体の細胞に微弱電流を流すことで乱れた体内電流を整えることにより本来、人が持っている自己修復力を高めることが出来る機器で近年プロスポーツの現場でも活用されています。
腰痛は放っておくと痛みやしびれが長引くだけでなく悪化することもあり、歩行が困難になる、座っていられなくなる、排せつをうまく出来なくなるといった重篤な症状を引き起こすこともあります。
なるべく早く原因を見つけ治療を行うことが大切ですので、痛みやしびれが続いている場合や、安静にしていても痛む、脚に力が入らないなどの症状がある場合はお気軽に本笠寺駅前にある私たち名古屋市南区井本接骨院までお気軽にご相談ください。スタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております。
Q&A|井本接骨院
Q1. 施術以外にストレッチ方法など教えてくれますか?
腰痛の予防、改善には椎間板や脊柱管への負担を軽減するためにストレッチや体幹筋の強化も有効といわれています。当院では施術以外にもストレッチやトレーニング、日常生活動作などをアドバイスさせていただいております。お気軽にお尋ねください。
Q2. コルセットはした方がいいですか?
コルセットの使用で症状が楽になる場合や作業などで腰の不安がある場合は使用してもいいでしょう。ただし、四六時中着けていたり筋肉をサポートしすぎると返って筋力が衰えてしまいますので症状が回復したらあまり頼りすぎないようにしましょう。